社長(仮)の日記

1㎜、1g、1bitだけ気持ちが楽になるお話し

gensei あのね・・・

どうも、genseiです。

以前は、「お悩み相談~」でのタイトル。

ただ、私の本職がそういったものでもなく、相談されるような身分でもなく、ましてや聖職者でもなく、その道の人と間違われても困るので、タイトルを変えてみました。

センスの良し悪しは、ここでは問題では無いです。

ただ、タイトルが少し気になっただけです。
ただ、それだけです。
センスのことを触れない方のみ読んでください。


それでは、
「genseiあのね・・・」を始めます。




以前、こんな相談を受けました。

相談者
「自分が運が悪く、何をしても上手くいかない。
最近、仕事のミスも多く、上司に怒られてばっかりです。
そもそも育った環境もいまいちで、もっと金持ちの家庭に生まれていたら、どんなに幸せだったかとふと思います。
まぁ、両親のことは好きなので、恨んでいるとかでは無いですけど、もっと楽しい人生を過ごせたのかな?と思います。運が良い人って羨ましいですよ。」

gensei
「確かに、世の中には運が良い人はいます。莫大な財産を相続する人、宝くじが当たる人、事業で成功する人。」

相談者
「本当に羨ましい限りです。私も運がよければ・・・」

gensei
「運が良い人には、あるひとつの特徴があるってご存知ですか?もしかしたら、共通していることは、このひとつだけかもしれません。」

相談者
「何かな??」

「手相とか人相とかですか?」

gensei
「それもあるかもしれませんが、金持の手相を持っていなくて、 実際に大富豪の人も実在しますよ」

相談者
「となると、なんですかねぇ・・・・」

gensei
「実を言うとね、私も運が良いんです。 それも、ものすごく運が良い人です。」

相談者
「そうなんですね・・・・。でも、何か秘訣とか共通していることはあるんですか?」

gensei
「ありますよ。」
私は、おもむろにポケットから500円玉を取り出し、それを真上に放り投げ、右手でキャッチした。

「今から、ちょっとした賭けをしませんか?手の中にあるこのコインが裏が表かを当てるゲームです。当たれば、差し上げますよ。そして、外れるまで続けましょう。」

相談者
「よく、わかりませんが。私にはリスクは特にないし、断る理由もなそうなのでやります!」

gensei
「ただ、先ほどお伝えしましたが、私はものすごく運が良いので、この勝負絶対に負けない自信があります。なぜか、こういった勝負で負けたことが実はないんです」

  

相談者
「でも確率は2分の1だし、そうは言っても勝率は同じはずです・・・・・でも絶対に勝てるってどういうこと・・・・?」

gensei
「では、良いですか? 裏か表かあなたが選択してください。結局は、あなたが負けて、私が勝つ結果になりますけどね。」

相談者
「やってもないのに・・・勝負はわかりませんよ。では、私は表に賭けます!」

gensei
「あなたが選んだのは、表ですね。では正解は・・・」そっと、私は手を開く。

そこには、裏側に向いた500円玉。

相談者
「あ、裏だ・・・・。やっぱり、ついてないな。」

gensei
「ねぇ、言ったでしょ!私は運が良いんだって!この勝負で負けたことないんですよ。何回やっても負けないけどね」

相談者
「たまたまじゃないんですか!えっ、何回やっても負けないって、そんなことは流石にないでしょう!」

gensei
「本当だよ。じゃあ、サービスでもう1回やってみます?」

相談者
「良いんですか?」

gensei
「はい、何回でもチャレンジしても結果は同じですよ。」私は、先程と同じ様に、コインを真上に放り投げて片手でキャッチした。



「では、裏か表か決めてください。」

相談者
「では、次は裏でお願いします!」

gensei
「裏ですね。良いですか?」

相談者
「はい。」

私は、コインを握った手をゆっくりと開けてみた・・・・




そこには、裏側に向いた500円玉が・・・・

相談者
「あ、あっ、裏向いてますよね。私の勝ちってことですよね!ほら、やっぱり1回目はまぐれで勝ったんですよ!」

gensei
「確かに、裏を向いてますね。」

相談者
「はい、裏です。だから私の勝ちですので、その500円を頂きます。」

gensei
「でも、裏で良かった。私はついてるなぁ。」

相談者
「今、なんておっしゃいました?」

gensei
「裏だったけど、運が良かったって言いました。」

相談者
「???」

gensei
「だって、こんなしょうもないゲームで運を使わずに済んだんですもの、本当に運が良かったよ。この外してしまった運をどこか別の価値ある機会で使えると考えたらワクワクしてくるよ。勝ってくれてありがとう!」

相談者
「なんか、勝った気がしない・・・。でも、1回目をは勝ってたじゃないですか!」

gensei
「確かに勝ちました。でも 結果は、どちらでも構いません。」

「ただ、考え方によっては、勝負がどちらに転んだとしても運が良かったと捉えることは出来るでしょう?」

相談者
  「そうですかねぇ・・・・」

gensei
  「話しを始めに戻すとね。運が良い人の特徴と言うのはね・・・・・

つまり・・・・・。」

 “自分は運が良い” と言っている人です。


「もしあなたが、運が良くなりたい!と思っているなら、どんな局面でも、いつも自分は運が良いと言い続けましょう。そうすると、なぜか良い現象が続けて起こってきます。」

「それとね、これも覚えとくと良いよ。」


負けは次の勝ちに繋がるのではなく、
"負けは次の大敗を招き、勝ちこそが次の大勝利を招く”

負けを負けと思わない、すなわち、負けを勝ちと捉えることが次の勝利を招き同時に強力な運も味方につける!

  

相談者
「なんか、上手く丸め込まれたような気がしますが、 不思議と説得力ありますね。」

gensei
「はい、では授業料ということで、この500円は回収させて頂きますね!」


相談者
「結局、こういうことか・・・・」