社長(仮)の日記

1㎜、1g、1bitだけ気持ちが楽になるお話し

お悩み相談。解決しない解決。

どうも、genseiです。

以前、
とある方から相談を受けました。
その問答の記録。

【諸注意】
参考になるかは分かりません。
万が一、救われたと感じたなら、大いに勘違いです。
そう感じたならば、それはきっと、あなたの元々の力だと思います。

では、初めます。




人手に困っている。

働き手がいない。

どうしたものか・・・。

という内容のもの。

gensei
「今あなたのお店で何名、働いているんですか?」

店長
「6人です。でもあと、10人は必要なんです。」

gensei
「そうなんですか、それで?」

店長
「最近の若い連中は、厳しくするとすぐに辞めてしまうし、甘やかすと調子に乗って、何かと理由を付けて休みたがるんです。」

gensei
「そうなんですね。それで相談というのは?」

店長
「はい。これからどうやって人を増やしていこうかと思いまして・・・。最近の若い連中を扱うのが難しいですしね」

gensei
「現状を整理するとこうですね。今、6人のアルバイトスタッフの方が居て、新人の方を採用してもどんどん辞めていく。どうしたら良いかということですね?。」

店長
「はい、そうです」

gensei
「どんどん辞めていく環境なんですね。決して働きやすい環境でもないんですね。」

店長
「はい恥ずかしながら・・・。すみません、実は分かってはいるんです。その環境を改善しなさい!ということですよね。」

gensei
「いいえ、そうではないです。環境はそのままで良いです。何も変えなくて良いです。」

店長
「えっ??」

gensei
「もう一度確認させてください。皆が劣悪な環境で働いているんですよね?」

店長
「は、はい・・・」

gensei
「そんな劣悪な環境でも辞めずに働いてくれている方達って凄いですね。多くの人が辞めていく中、辞めずにその店で働いてくれる人達がいる。嬉しい限りですね。


では、
今日から人が居ないことに目を向けるのではなく、今いるスタッフの方に目を向ける。そしてあなたは、何も環境を変えずに今いる状態を幸せに感じ、当たり前のその状態に感謝を感じる。

つまり、今働いてくれている方達に感謝を伝える。それを実行してください。」


それを聞いた店長は、しばらくうつむいたまま動かなかった。



それから、私の目をまっすぐに見つめたままこう話し初めました。


店長
「こんな悪い環境でもずっと働いてくれてた方達に、今は謝りたい気持ちです。そしてこれからは感謝を伝えていきます。今まで気が付かなかったけど、私はとても幸せだったんですね・・・ありがとうございました・・・。」

gensei
「他人を容易に変えることは出来ない。それよりも自分が変わることに全力を尽くす。そして、最後に感謝を伝えれば、大抵のことは上手いくものですよ。

そのことに気が付いてくれたんですね、こちらこそありがとうございました!」


この店長は、人生で最も大切だと思えることを理解して頂くことが出来ました。

その後、この店長には会っていませんが、その後どうなったのかな・・・。幸せに働いることを願っています。

いつか、どこかでまた会いたいです。